2024年7月に和歌山県の東牟婁郡串本町古田にある河内神社、古座川周辺で「河内祭り」(御船祭り) が行われます。
河内祭りは、水上渡御や古座流の獅子舞が文化庁の重要無形民俗文化財に指定されているなど、とても見る価値の高いお祭りです。
今回は「河内祭り」の内容、日程と場所、見どころ、屋台、歴史、駐車場とアクセス、混雑状況、交通規制についてまとめました。
河内祭りの内容
河内祭り(御船祭り)とは、毎年7月下旬に和歌山県の東牟婁郡串本町古田にある河内神社、古座川周辺で開催されるお祭りです。
古座川町周辺の5つの地域(古座、古田、高池、宇津木、月の瀬)が協力して、これまで開催されてきた伝統的なお祭りとなっています。
古座川の河口に位置する古座は、漁業を中心産業としており、その他4地区は山林業を中心産業として長年営まれてきました。
一年に一回、特性が異なる地域が河内神社で、それぞれ独自の方法で祭礼を行うという、とても珍しいお祭りです。
この河内祭りで行われる、「御舟行事」と古座青年会による「古座獅子」は文化庁の重要無形民俗文化財に指定されているなど、見どころたっぷりです。
今年は四年ぶりに水上渡御が行われるなど、コロナ禍前のお祭りと同等の規模で開催されるとのことで、地元民が待ちに待った河内祭りへ是非訪れてみたいものですね!
日程と会場は?
2024年河内祭りの開催期間と会場は次の通りです。
日程・会場
河内祭り | |
開催日 | 2024年7月27日(土)〜7月28日(日) |
開催会場 | 和歌山県東牟婁郡串本町 河内神社、古座川周辺 |
住所 | 〒649-4121 和歌山県東牟婁郡串本町 |
マップ | |
公式HP | http://kokoza.com |
お問い合わせ | 0735-72-0645 |
混雑状況
河内祭りの混雑状況ですが、今年は4年ぶりに水上渡御が行われるなど、コロナ禍前と同じ規模で開催されるという事もあり、ここ数年に比べて賑わう事が予想されます。
しかし、開催地の和歌山県串本町は本州最南端に位置しており、関東のお祭りのように人でごった返すような事はないようですので、ご安心ください。
田舎ならではの、穏やかな空気の中で賑やかな雰囲気も楽しめるお祭りです!
大サロ待ちにちらっと。今日は河内祭りの宵宮。明日は本祭と夜は花火。ただ今古座の街は賑わっております。明日は撮り鉄から外れて、祭りの写真を中心に出して行きます。 pic.twitter.com/pIyeC4M8RW
— keisuke287 (@7s50HDIbOfLaXMi) July 21, 2018
見どころ
3隻の御船の水上渡御
河内祭りの最大の見どころは、3隻の御舟の水上渡御です。
現在、河内神社の祭神は古座川河口に位置する古座神社に祀られていますが、元々は3kmほど上流の河内様(コオッタマ)という小島に鎮座されていました。
この河内様へ、軍艦に見立てた3隻の御舟の水上渡御が行われるわけですが、この御舟は、江戸時代に沿岸捕鯨で栄えた古座の鯨舟に華やかな装飾を施されたものになっています。
この水上渡御、1999年には「河内祭の御船行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されるなど、伝統的な行事として親しまれています。
この水上渡御は、近年新型コロナウイルスの感染拡大防止措置により行われていませんでしたが、今年は四年ぶりに行われるようです!
煌びやかな3隻の御舟が水上渡御する様子を、ぜひ生で観てみたいものですね!
古座流獅子舞の競演
河内祭りの見どころ二つ目は、古座流の獅子舞の競演です。
この古座流の獅子舞は、熊野地方の獅子舞のルーツと言われています。
古座青年会が、獅子屋台を乗せる「獅子伝馬」というものを持ち、お祭りの当日には、船の上から花火打ち上げながら、河内様まで古座川を上っていくそうです。
河内様周辺の河原に各地区のテントが張られて、そこでしな獅子、あら獅子、から天狗など各地区の獅子舞が奉納されます。
この古座青年会による古座獅子は、文化庁の重要無形民俗文化財に指定されており、お祭りの中でも一番人だかりができるそう。
是非皆さんも、古座流の獅子舞の競演をチェックしてみてくださいね!
屋台や花火は?
河内祭りでは屋台が出店され、たこ焼きやかき氷など、お祭りならではの屋台を楽しむことができます。
また、それだけでな「カシワズシ」「トビウオの塩焼き」など、河内祭り特有のグルメも楽しめるそうなので、とてもおすすめです!
また、古座川では夜に花火が打ち上げられるそうなので、そちらも要チェックです!
串本町古座川の河内祭り。23本宮、古式捕鯨船2隻が提灯飾り、獅子屋台も舟に載りゆっくりと回る中、古座川に仕掛け花火、上流で大花火。100円のかき氷と300円のたこ焼き、500円の裸電球型容器にLEDが光る電飾ソーダ、イワシの目の辛いウイルキンソンジンジャエールでお祭り感堪能。
— music_planet (@musicplanet_jp) July 23, 2017
歴史
河内祭りは、古座川周辺の5地区(古座、古田、高池、宇津木、月の瀬)が協力して行ってきた伝統的な祭礼です。
紀州藩による「紀伊続風土記」という書記には、「日置浦より新宮迄の間に此祭に次ぐ祭なし」と書かれるほど古くから有名な祭りです。
河内祭の原型となったものとしては、「水神信仰」と言われています。
その後、源平合戦で源氏に味方し、熊野水軍に属した古座水軍が、戦勝の報告と感謝を氏神である河内神社に献げたのが、河内祭りの起源だと伝えられています。
アクセスと駐車場
ここではアクセスと、駐車場についてまとめました。
アクセス
ここでは、開催場所の一つである河内神社までのアクセスをご紹介します。
河内神社 | |
住所 | 〒649-4105 和歌山県東牟婁郡古座川町 |
最寄り駅 | ・JRきのくに線 古座駅(徒歩20分) |
アクセス | 【電車】
JRきのくに線 古座駅から徒歩20分 【バス】 バス停:「」から徒歩1分 【車】 道「IC」より車で20分 |
マップ |
周辺の駐車場
河内祭りでは、例年臨時駐車場が設けられています。
しかし、今年の河内祭りの臨時駐車場情報はまだ公式に発表されていませんでした。
公式の発表があり次第、追記していきます。
ここでは、前回の河内祭りで発表されている臨時駐車場の情報をご紹介します。
①古座駅横駐車場 | |
住所 | 〒649-4122 和歌山県東牟婁郡串本町西向 |
営業時間 | 不明 |
料金 | 無料 |
駐車台数 | 不明 |
マップ |
②役場古座分庁舎内駐車場 | |
住所 | 〒649-4122 和歌山県東牟婁郡串本町西向359 |
営業時間 | 不明 |
料金 | 無料 |
駐車台数 | 不明 |
マップ |
③古座小学校体育館下臨時駐車場 | |
住所 | 〒649-4116 和歌山県東牟婁郡串本町中湊160 |
営業時間 | 不明 |
料金 | 無料 |
駐車台数 | 不明 |
マップ |
交通規制
2024年の河内祭りの交通規制情報ですが、現時点で公式の発表はありませんでした。
公式の発表があり次第、追記していきます。
まとめ
今回は、「河内祭り」についてまとめました。
河内祭りの主な見どころは、四年ぶりに行われる水上渡御や、古座流獅子舞の競演です!
それ以外にも、河内祭り特有の料理や屋台、古座川で打ち上げられる花火など見どころ満載のお祭りで、誰もが楽しめるようになっています!
是非、皆さんも河内祭りへ足を運んでみてください!
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