G1天皇賞・春が4月30日に行われ、1番人気のタイトルホルダーが競争を中止してしまいました。
今回はタイトルホルダーと騎手のプロフィール、ゴールできなかった理由についてまとめました。
タイトルホルダーが衝撃の結末
4/30、リニューアルオープンされた京都競馬場で、春の天皇賞が行われました。
結果は2番人気のジャスティンパレスが鮮やかな走りを見せ、2着の5番人気のディープボンド、3着の6番人気シルヴァーソニックを置いて、悲願の初優勝を果たしました。
一方で一番人気で、オッズ1.7倍のタイトルホルダーが衝撃の結末を迎えます。
昨年の春の天皇賞を優勝して、二連覇を期待されていたタイトルホルダーは、1周目をトップで回る素晴らしい走りを見せていましたが、2周目の第4コーナーで非常事態がおこります。
徐々に速度を落とし、騎手の横山和生が馬を降りて、なんと競走をやめてしまったのです。
優勝の大本命だっただけに、この結果にはかなり驚きの声が上がりました。
昨年春の王者に一体何があったのでしょうか。その真相に迫ります。
タイトルホルダーが競争をやめたワケ
競走をやめたタイトルホルダーのもとにすぐさま駆け寄った栗田調教師は、
「下り坂で(フォームが)バラけたみたい。馬は大丈夫そうです。(症状としては)右が硬いですね。これから検査します。」
と話していました。
そしてレース後の検査結果で、「右前肢ハ行」という症状だったことが判明。
「右前肢ハ行」とは、右前肢の歩様に異常がある状態を指します。症状を示す言葉であり、故障の原因を指し示す言葉では無く、原因がはっきりしないようです。
幸いなことに、タイトルホルダーの命に別状はないとの事です。
大本命のタイトルホルダーだったので、大事に至らなくて本当に良かったですね。
今後、同じようなことが起こらないことを願うばかりです。
タイトルホルダーのプロフィール
名前:タイトルホルダー
品種:サラブレッド
性別:牡(オス)
生誕:2018年2月10日(5歳)
生誕国:日本(北海道)
主な勝ち鞍:菊花賞(2021年)、天皇賞・春(2022年)、宝塚記念(2022年)、弥生賞ディープインパクト記念(2021年)、日経賞(2022年、2023年)
圧倒的1番人気を誇るタイトルホルダー
タイトルホルダーは、2018年2月10日に北海道で生誕した競走馬です。
2020年の2歳で2歳新馬戦でデビューすると、1着でゴールするという華々しいデビューを飾ります。
そして3歳の2021年に、弥生賞ディープインパクト記念で優勝すると、その半年後にデビュー時以来最大の目標であった菊花賞に出場します。
そして4番人気ながら、見事この菊花賞で優勝しました。名前の通りタイトルホルダーとなったわけです。
ここから春の天皇賞に目標が据えられたタイトルホルダーは、途中勝てない大会もあったものの春の天皇賞では見事優勝。
勢いそのままに続く宝塚記念でも優勝を果たし、春の天皇賞、宝塚記念と連勝するのは、あの有名場「ディープインパクト」以来16年ぶりの快挙をあげました。
このように大きな賞レースで結果を残し、ファンの間から圧倒的な人気を獲得したのです。
今回の天皇賞(春)でも2連覇を期待された1番人気として出場しましたが、残念な結果に終わってしまいました。
それでも、あのディープインパクト以来の快挙をのこす実力を持っていることは間違いないですし、キャッチーな名前からますます人気が出てきそうですね!これからのレースにも目が離せないです!
まとめ
今回は2023年4月30日に行われた天皇賞(春)で、圧倒的1番人気を誇りながら衝撃な結末を迎えたタイトルホルダーについてまとめました。
天皇賞のレース途中、2週目の第4コーナーで横山和生騎手の判断で競争をやめました。
タイトルホルダーの状態が心配されていましたが、レース後の検査結果では「右前肢ハ行」という症状だったことが判明しました。幸いにも、タイトルホルダーの命に別状はないとの事です。
タイトルホルダーはディープインパクト以来16年ぶりに天皇賞(春)、宝塚記念を連勝するなど、ファンからも圧倒的な人気を誇る実力馬です。
今回の天皇賞(春)は残念な結果に終わってしまいましたが、今後のタイトルホルダーのレースは要チェックです!
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